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愛DoLL☆美しき野獣
第17章 十七章


「・・・んんんがっ・・!?」


ガブッっと、響は、千秋の指に噛み付いた。

途端に手が離れて、息をたくさん吸い込む。


「はぁ・・はぁ・・。」


「痛いですよ、響さん。全く、いけない子ですね?」


「ひぃ・・・!!た、たすけ・・・。」


千秋は、響の頭を鷲掴みにして、枕に顔を押し付ける。


「研究員に助けを呼んでも無駄です。僕は、LOVE CONPANYの融資会社社長職をしていますからね。」


「・・・じゅ・・じゅんさ・・。」


「木下と東堂家の因縁は、貴社においては、全く関与してないんです。だから平等にこのラボに出入り出来るんですよ。LOVE CONPANYの重役に、たくさん知り合いがいる分、木下よりも、僕の方が立場的に有利に動くかもしれませんね。」


「・・やぁ・・やめてください!!」


「まぁそうですね、好んで僕の手を汚すこともありませんから。」


そう言うと、千秋は、響の頭を解放した。

ブザーから遠ざけるように、わざと響の間近に顔を寄せる。


「この純粋な香りが、懐かしいですよ。響さん。」


「や、やめて、やめて。」


寝巻きの紐を解き、胸に手を入れる。


「ふふっ、ぺったんこだ。」


「うああーっ!?」


響は、ゾゾゾっと鳥肌を立てて、泣き叫ぶ。


「・・これは・・あなたが・・あなたが・・ぁ。」


「ふふっ、そうでした。君の胸を無くすように命じたのは、僕でしたね。その時、ついでに子宮も取り除いて、完璧な男性にしておけば良かったですよ。」


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