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愛DoLL☆美しき野獣
第17章 十七章



「そんなに気にすることは、ないよ。」


「この間は、あなたにひどいことを言いました。」


エドワードは、純粋で素直な彼女に、問う。


「じゃあさ、君の了解なく、もう潤と普通に会ってもいいかな?」


「・・・仕方のないことだと思います。」


「そっか、それなら、真琴のことをオレの口から話してあげても良いよ。」


「真琴さん・・って言うんですか?」


「そう、真琴・ジャックスホード・ボルカン。オレの義妹さ。」


「義妹??ですか?」


「そう。旧姓は東堂。あの千秋の妹なんだよ。その大変な家柄に同情して真琴のことをオレの父親が引き取ったんだよ。」


「でも、潤さんの恋人だったんですよね?」


「ああ、そうだよ。でも、なんだかんだ言っても潤は今は、君の方が大事なんじゃないかな?」


「そ、うでしょうか?」


「うん!それに今、真琴は、オレの大事な恋人だから、君は、安心して赤ちゃんを産むといい。ね?」


「は、はぁ。」


「オレが君を助けたのは、単なる気まぐれだって言っただろ?潤と真琴はもう終わってるんだ。いちいち気にしたら、お腹の子に悪いよ。」


「そうですけど・・・。」


「オレから君に言えるのは、以上!!響ちゃんは、とても可愛いよ!!もっと自分に自信を持ってね?」


「・・・ありがとうございます。」


「じゃあ、本当にオレは行くよ?バイバイ♪」


そう言うと、エドワードは病室を出て行ってしまった。


なんか、うまく質問を交わされた気がした。

だけど、今は、潤を信じるしかないんだと心に言い聞かせることしか響には、出来なった。




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