この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛DoLL☆美しき野獣
第17章 十七章

潤は、研究所の中庭にいた。

二階にあるガラス張りの8帖くらいの小さな緑の空間。


潤は、あれから一度も病室に戻らず、ここにあるベンチでボーっとしていた。


「潤!!」


エドワードは、時間がないので、迷わずに呼びかけた。

呼ばれた瞬間、潤はビクッとし、すごく驚いた顔をした。


「なんでお前がこんなところにいんだよ?」


「さっき東堂千秋が、響ちゃんの病室に来てたから。」


そう言うと、潤は、殺気立ったように、立ち上がった。


「マジかよ?」


「ああ、でも大丈夫だよ、もう問題ない。オレが上と掛け合って、千秋はここへは来れないようにしたから。」


「・・・そんな芸当が出来るのは、お前クラスにならないと、無理なんだろうな?」


「そうだね、東堂護氏や木下登氏がいくら金を積んでも、LOVE CONPANYの上を動かすのは、無理かな。」


「一応、礼を言っておくぜ?でもなんでそんなことした?」


「潤が傷つくのは、嫌だったから。」


「はぁぁ?」


「千秋のヤリ方が嫌いなのもあるけど、潤がオレ以外の人間に傷つけられるのは、絶対に嫌なんだ。」


「傲慢なお前らしいよ。まだ俺に執着して・・・本当はお前、真琴と同じくらい俺のことがすっげぇ好きなんじゃねぇーの?」


「えっ?」


そう言うと、エドワードは、顔を一瞬で赤くした。

耳まで真っ赤になっていた。

それを見て・・。

潤は、呆気に取られる。


「・・・やっぱり・・図星か。」


潤は動揺しつつも、ニヤリと笑う。


「じゃあ、今度は俺を慰めろ。」


「いいよ。」


エドワードは即答だった。

.
/707ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ