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愛DoLL☆美しき野獣
第17章 十七章
「ごめんさない。あたしにあなたの記憶が全然なくて…恋人だったなんて信じられない。」
「すみませんだろ?ちゃんとした敬語を使え!俺はお前より10こも年上だ。」
「はいはい、潤さんは、俺様ですね?」
「うるせぇよ。」
「そんなに怒った顔してると、早く老けますよ。」
「おい!お前は聞かないのか?俺が怪我したわけを。」
「教えてくれるんですか?」
「教えるわけないだろ?」
「じゃあ、黙ってて下さい。」
「たく、お前ってつくづくいい性格してるな。」
「あなたに言われたたくない!!あたし俺様は苦手です!」
「ああ、そうかよ、もうお前の勝手にしろ。」
出会った頃、何度か二人で言い争いをしてた事を思い出す。
(真琴は、おとなしい響とは違って、気が強いな。なんで俺はコイツと恋愛沙汰になったんだ?今思うと不思議で仕方ねぇよ。)