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愛DoLL☆美しき野獣
第20章 おまけ小説

育児は楽じゃない。

そう思う今日この頃。

エドさんも、潤さんも樹を溺愛してる。

それは、それで良いんだよ。

だけど、あたしの体力も考えて欲しい。

学校が終わると、すぐに保育園に行って、樹のお迎えして、晩御飯作って・・・。

お風呂に入れて、寝かしつけて・・・。

やっと自分の時間が持てるかと思いきや・・・。

今度はでっかい子供ふたりの面倒を見なきゃなんない。


「なぁ、潤。樹には、どんな色が似合うと思う?」


エドさんは、毎日のように、樹に洋服を買ってくる。

しかも、リボンのついたフリフリだ。


「ああ?樹は男だぞ?そんな服、俺の趣味じゃねぇし。」


「潤の趣味って、ちょっとつまんないだよね?ねぇ、真琴はどっちの色が好き?」


蒼と緑のリボンのついたブラウスを交互に見せられる。


「さ、さぁ。」


あたしは、明日の保育園の準備をする。

あー、もう良いから、ふたりとも早く樹から離れてよ。

起きちゃうじゃん!?

そう、今いる部屋は、樹の部屋。

ただいま、夜の10時。

早寝早起きの樹は、スヤスヤ寝てる。

ふたりは、仕事から帰ると、樹にべったりなんだ。


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