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愛DoLL☆美しき野獣
第20章 おまけ小説



「プププッ。潤に似て、緑は似合わないや。」


「じゃあ、そんな色の服、買って来るなよな。」


「はいはいはい!!そこまで!ふたりともさっさと部屋から出て!!ご飯食べて!!」


あたしはふたりを押して、リビングに連れて行った。


「真琴って、最近、樹の母親してるよね?」


「確かに。」


「はぁ?」


「18歳に見えない。」


「そうだな。」


「うっ・・・うるさい!!」


あたしはふたりのお茶碗を取りながら、吠えた。

それは、あたしも感じてたことだ。

18歳なのに、この頃やけに所帯染みてると、思う・・・。

だけどそれは、幸せな証拠。

獣のようなふたりに愛されて。

今こうしている時間が大切で。

幸せで・・・。

心がキュンってなる。

あたしは、どちらも選べないから。

エドさんはあたしを離さないし、あたしも離れられない。

潤さんはあたしの大事な人で、ずっとそばにいて欲しいと思う。

そして、離れたくない。

だからあたしは、ふたりの傍にいて、ふたりを愛することを選んだんだ・・・。



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