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愛DoLL☆美しき野獣
第29章 波乱の幕開け

真琴は、着替えずに制服のまま、ベットに横たわった。
(…どうしたら、お姉ちゃんに分かって貰えるんだろう…どうしたら、潤さんとの結婚を心から祝福して貰えるんだろう…?)
潤が過去に静に暴力を奮ったことを聞いたとき、確かにショックだった。
だけど、それ以上に、最後に言ってくれた潤の言葉が嬉しかった。
"いつまででも、待ってる"
「…うん、潤さん…エドさん、待っててね、必ずお姉ちゃんを説得させてみせるから!!!」
その為に、春休みだけという条件で、静と一緒に暮らす決心をしたのもあった。
少々我が儘かもしれないが、やはり静には、潤への憎しみを断ち切って貰って、心から祝福されたい。
(…その前に、樹のことが、心配だな…)
樹と何も話せずに、静の所へ来てしまった。
(…あたしと会えなくて、寂しがってるかもしれない…)
そう思った真琴は、ベットから起き上がって、鞄の中から携帯を取り出した。
そして、すぐにエドワードに電話をかけた。
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