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愛DoLL☆美しき野獣
第3章 三章
真琴は、エドワードの目を直視できずに、しばし考え込んだ。
(エドさんと付き合うってことは、潤さんを裏切るってことに・・・なるのかな?彼から、口が酸っぱくなる位エドさんは危険だと言われて続けてるのに・・・どうしようもなく心惹かれてしまう・・。)
「いいよ、よく考えて?」
真琴はそれに軽く頷く。
(でも潤さん!!この恋が、本物だってことをエドさんに証明したい。少し生意気かもしれないけど、エドさんに、人を愛することの喜びを、教えてあげたいんだ。)
真琴はぎゅうっと、両手に力を入れる。
(たとえ、傷つくのが分かっていても、彼の胸の中に飛び込んで行きたい。潤さんはあたしを本気で心配してくれた。なのに、ごめんね、本当にごめんね。)
心の中で何度も謝った。
そして決意して、顔を上げた。
(言おう、あたしの精一杯の想いを・・。)
「あなたが好きです。あたしの彼氏になってください。」
ドキン、ドキン、ドキン。
ありえない位心臓がドキドキした。
エドワードは、そんな真琴に優しく笑いかける。
「わかった、今から君の彼氏になるよ。」
相変わらず、飄々としている。
「よろしくね!!」
彼は、真琴の頭を撫でると、徐にガウンのズボンのポケットの中から、携帯電話を取り出した。
「そうだ、これ、真琴ちゃんにあげるよ?」
「えっ?」
「持ってなかっただろ?ケータイ!!」
「でも!?いいんですか?」
「いいよ、でも潤には内緒ね?なるべくバレないようにして。」
「それは、もちろんです。」
「使い方わかるかな?」
「あたし、島育ちなので全然わかりません。」
「そっか、じゃあ、ここにおいで?」
エドワードが促したのは、彼の膝の上だった。
「えっと・・・。」