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愛DoLL☆美しき野獣
第30章 宣戦布告
そんな事を言われて…。
真琴は、戸惑いを隠せない。
「…本気なの?」
「もちろん」
何かを企むようにエドワードは、真琴に、薄く笑った。
食事を終えると、二人はすぐにホテルのスイートルームに移動した。
「わあ、すごいな、すごい!!」
「うん、人が豆みたいに小さくなっていくよね?」
「豆とか…」
「じゃあ、石ころとかのがいい?」
「どっちも嫌」
「なんだよ、それ」
エレベーターは、ガラス窓になっており、最上階に着くまで、真琴とエドワードは、ロビーの人が段々と小さくなっていく様子を楽しんだ。
「到着!!!」
エントランスを見渡すと、その部屋数の少なさに真琴は、びっくりする。
「別にスイートじゃなくても、良かったのに…」
「なに言ってんの?オレが真琴の事を雑な扱いするわけないでしょ?」
部屋のカードキーを差し込んで、中に入った途端、エドワードは、真琴を肩の上に担ぎ上げた。
「きゃっ!!!」
真琴は、小さく悲鳴を上げた。
「これは、雑な扱いじゃないのかぁー!!!!」
「ふんふん♪」
やけに上機嫌で、鼻歌まで歌ってる。
「おろして!!!自分で歩けるから」
それでもお構いなしに、彼はベットルームに連れていく。
「さてと、時間がないから、シャワーは、浴びないよ?」
キングサイズの高級なベットに、ドサっと、真琴を下ろすと、スーツの上着を脱いで、ネクタイを緩めた。
その仕草に、ドキドキする。
「う、うん」
(…エドさんは、何度見ても、かっこいい…)
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