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愛DoLL☆美しき野獣
第30章 宣戦布告
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再びスィートルームの扉が開けられたのは、夜の9時を過ぎていた。
真琴は、まだベットに横たわっていた。
エドワードは、心配になって、近寄ると、規則正しくスースー寝息を立てている。
失神したまま、熟睡したらしい。
RRRR RRRRR
先程から真琴の鞄の中で、10分間隔で携帯が鳴り響いていた。
相手は、きっと、静からだ。
真琴の事を心配しているに違いない。
「真琴、起きて?」
エドワードが、真琴の肩を揺らすと、彼女の眉毛がピクリと動いた。
「…んっ?あ、エドさん!!」
「そろそろ、帰らないと、静が心配してるよ」
「えっ?今何時?」
「もう、夜の9時をすぎてるよ。」
「ヤバイ、完璧に寝すぎ!!!」
「うん、それより、これに着替えて?真琴の為に買ってきたから」
「………ん?」
ぽかんとしていると、エドワードは、手にあった紙袋の中からワンピースを取り出して、真琴の服を脱がせ始めた。
「静の選んだ服は、真琴には、大きすぎる!!」
「いいよ、自分で着替えるから!!!」
「そう?下着も買ってきたから、ついでに、そのままシャワー浴びてくるといいよ?」
「うん。ありがとう」
「いいよ、静の家まで送っていく」
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