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愛DoLL☆美しき野獣
第30章 宣戦布告


真琴の叫び声も虚しく、車は、潤の店の前に停まる。


「カイン、潤を呼んできてくれないかな?今夜は、10時には上がるって言ってたから」


「イエス、マイロード」


カインが車からおりて、店の中に入ってから数分後、潤が出てきた。


その様子を見て焦った真琴は、自分のスカートをめくり、パンツの中に手をいれて、ローターを取り出そうとした。


「ダメだよ、真琴!!!」


パシッと両手首を、シートに押さえ込まれてしまう。


「…はっ…うっ…エドさんなんか、だいっきらいだ…」


「オレの愛は、かなり歪んでるかもしれないけど、君はオレからは逃げれない。」


「…いやぁ…もう…」


そのとき、ガチャっと後部座席のドアが開き、仕事を終えた潤が車の中に入ってきた。


「お前ら、なにしてるんだ?」


潤の視界に飛び込んできたのは、明らかに二人が言い争っているような姿だった。

真琴は、エドワードに押さえ込まれて、涙を流している。


「おい、エド、真琴の手を離せ!!!」


「お疲れ、潤。ちょっと耳かして?」


「あ?」


「実はね…」


エドワードは、真琴の手を離して、潤に耳打ちをした。

ゴニョゴニョ何か喋っていて、目の前でも、二人が何を話しているのか、真琴には聞き取れなかった。


「…っ…っ…ん!!」


ただ、潤の顔がまともに見れなくて、スカートを握りしめて、次から次へ襲ってくる快感に、必死で耐えていた。


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