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愛DoLL☆美しき野獣
第30章 宣戦布告
「…そうか」
「うん!もし潤なら、どうしてた?」
「くくっ、お前と同じ事をしたな」
「フッ、やっぱりね」
「!?」
真琴は、二人の言ってる会話の内容が分からず、下を向いていると、潤に顔を上げさせられた。
ドキドキドキドキドキドキ。
真琴は、心臓が張り裂けそうになる。
(…いやぁ…見ないで…)
しかし、潤は、意地悪そうに、フッと笑う。
「お前、エロいな?」
「…やぁ…!!」
(もう、恥ずかしくて、死ぬ!!!!)
潤のその言葉で、自分が今日1日、エドワードにおねだりしに行った事が、ばればれだった。
潤の瞳には、少し呆れた色が交じってる。
「そんなに、我慢出来なかったのか?」
「…ごめん…なさい…っ…ん!!」
潤に、強引にキスされる。
舌を入れ絡ませ、真琴の全てを奪うようなキス。
(…あん、あああ、いくっ!!!)
潤に、キスされ、あっという間に、いってしまった。
ビクビクと撓る体が、更にエドワードと潤の被虐心を煽ってしまう。
「これで静の事はチャラだよな?お前、俺に内緒でエドとこそこそしやがって…ムカつくんだよ!!」
「…潤さん…ごめんなさい!!!」
「俺は、静と付き合ってたとき、浮気は一度もしたことねぇし。静を殴ったのだって、当時は、自制が利かないくらい、あいつを想っていたからだ!!!」
「…あたしの事は、殴らないの?」
「殴るかよ」
「…なんで?」
真琴の問いに、エドワードが答える。
「真琴、あの頃の潤はね、まだ子供だったんだよ…血気盛んな時期で、かなりやさぐれてたんだ!」
「…えっ…そうなの?」
「ああ、今は、かなり落ち着いたがな。あの頃の俺は、かなり荒れてた。だから静には、本当に申し訳ない事をしたと思ってる」
「お姉ちゃんにきちんと謝ってほしい」
「ああ」
潤の気持ちが分かって、真琴はほっとした。
(…潤さんが、校正してくれて、良かった)
「それよりか、今はお前の事が許せねぇ!」
「やっぱり、これって、浮気?」
「ああ、もう二度としねぇように、エドと一緒に、お仕置きしてやんよ!!!」
「ひ、ひぇー!!!!」
(…前言撤回です、潤さんは、校正してない気がします!!!)
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