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愛DoLL☆美しき野獣
第3章 三章

「毎日メールする。」
「えっ?毎日家で会ってるのに?」
「うん、だめ?」
ドキン、ドキン、ドキン。
いつの間にか、真琴は、顔が赤くなっていた。
(嬉しいに決まってる!…でも)
「いえ!!それよりもエドさんは、女の人に触れても大丈夫なんですか?前にあたしのことフニャフニャしてるって言ってませんでしたか?」
「確かに不思議な感じはするけど、君なら嫌じゃないよ。」
「そう、なんですか?じゃあ他の人は駄目なんですか?」
「どうだろ?生まれてこの方、異性にはあんまり関わらない様にして来たからなぁ。よくわからない。」
「そうなんですか。」
「あ、敬語はもう使わなくていいよ。」
「でも、10こも年が離れてるのに?」
「良いよ、オレ、そういうの気にしないから。」
エドワードは、慎重に優しく手を握りながら真琴を抱きしめていた。
真琴の身体ががあまりにも小さくて、華奢だから、自分が少しでも本気を出したら、身体の骨があっさり砕けてしまいそうだと、思っていた。
(不思議だ・・・この子を抱いてるとすごく心が落ち着く。暖かくて、ちっちゃくて、昔可愛がっていた犬みたいだ。)
「オレは君を守るよ。」
「へっ?」
「一年後の更新は、オレがするから、もう安心していい。」
「エドさん、あたし!?」
(そんなつもりで、彼氏になってもらったわけじゃないのに!)
「LOVE CONPANYにも、潤にも、誰にも渡さない。」
握った手に少し力を加えてしまった。
「・・っ!?」
あまりの怪力に、真琴は顔を顰めた。
「真琴。」
エドワードの吐息が熱い。
ドキドキが治まらなくなる。
「…っ?なに?」
「君はオレの大事な恋人だから、絶対に裏切らないでね?」
囁やかれながら、左耳を甘噛みされ、恥ずかしくなる。
「…あっ…うん。」
「真琴は、オレだけのものだから。」
彼は初めて知る、どうしようもない感情を、静かに真琴にぶつけていた。

