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愛DoLL☆美しき野獣
第30章 宣戦布告

「ふん、失敬な!!どこに、そんな証拠があるって言うんだ!!!残念だけど、真琴が過去に受けた洗脳プログラミングは、Love conpany (財)がこの世から消滅した今、法廷で立証することは出来ない!!!」
静の言ったことは、一概にも当たっている伏があるかもしれないが、エドワードは、当然の如く、言葉巧みに、しらを切る。
「それに真琴は、自らオレたちといることを、選んだんだ!!それを、君に妨げる権利はない!!!」
「それでも、わたしは、反対よ!!!」
「なあ?場所を変えて話さないか?そんなに大声で話して真琴が起きるぞ?」
「ええ、そうね。リビングで話しましょう」
三人は、場所を変えても、重い空気を漂わせていた。
潤とエドワードは、三人掛けソファに座り、静は、その正面に腰をかけた。
そんな中で、潤が口を開く。
「…静」
「な、なによ?」
「ずっと、お前に言いたかったことがある」
潤がそう言うと、エドワードがすくっと、立ち上がった。
「オレ、やっぱり席を外しておくよ?静、潤は、あの頃よりも、ぐっと大人になったはずだから、絶対に君に暴力を奮ったりしないよ?」
「……」
「じゃあ、二人できちんと話し合って?」
「ああ」
潤が顔を上げると、エドワードは、真琴の部屋の方に消えて行った。
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