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愛DoLL☆美しき野獣
第30章 宣戦布告

そして、エドワードは、そのまま潤の腕を引き寄せ、静に見せつけるようにキスをする。
それを見た彼女は、口に手を当てて、目を見開く。
「潤は、オレのことも大好きだからね!!」
「…なっ!?」
驚いた顔を見せる彼女に、エドワードは、意外そうな顔をした。
「あれ?静は、昔からあるオレたちの同性愛の噂、知らないの?」
それを聞いて、静は、クラクラと立ち眩みがした。
確かに、セレブ界の間では、潤とエドワードのそういう噂は絶えなかった。
だが、まさか自分と付き合っていた彼が、ノーマルだった彼が、本当に、同性愛者だとは思いたくはなかった。
ましてや、彼らは、今、真琴を愛してると言っているのだから、こんなことは、絶対にあってはならないことだと、静は、思った。
「…嘘よ…」
しかし、潤の口から衝撃的な事実を知る。
「嘘じゃねぇよ、俺は、エドワードのことも、好きだ!!!」
静の体がガタッと、崩れ落ちた。
それを潤が支えようとするが…
パシンッ!!!!!
「「触らないで!!!!気持ち悪い!!!!」」
彼女は完全に、潤を拒絶した。
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