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愛DoLL☆美しき野獣
第30章 宣戦布告

「うん、そういうこと!!真琴は、この先も、オレたちにしか、扱えないよ。君には、無理だ!!」
「…そうね…そうかもしれないわ…分かったわ!!!」
「本当に?」
コクンと、静が首を縦に振ると…。
エドワードと潤の顔がみるみるうちに、明るくなる。
「「やったぁ!!」」
しかし静は、その喜ぶ二人の様子を、心の中では、冷ややかに見ていた。
「真琴があなたたちの元に帰りたいっていうなら、仕方ないこどだわ」
「なら、交渉成立だね?」
「ええ、わたしの言葉に二言は無いわ!!!今夜のことも、忘れます」
「…静、ありがとうな」
「………」
「静、少しの間だけ、真琴のこと頼むね?」
「ええ、分かったわ」
「潤、じゃあ、そろそろ帰ろっか?」
「ああ、そうだな?静、こんな夜遅くまで、悪かったな?」
「…………」
静は、それに無言で頷くだけだった。
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