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第31章 鳴り響く教会の鐘

それから3日後の日曜日、静は真琴を教会に連れ出そうと考えていた。


「おはよう、真琴…目の下にすごい隈ができてるわね…やっぱり全然眠れないのね…」


「…う…ん、でも大丈夫だよ」


真琴は、必死に笑顔を繕うが、やはり、かなりの寝不足で、体調が優れなかった。

この3日間、潤とエドワードに会っていないのが原因で、精神的にもかなり参っていた。


「…お姉ちゃん、あのさ…」


(…やっぱり、一度、二人の元へ帰りたい)

と、そう、言おうと思ったら、静に、言葉を遮られてしまった。


「真琴に、会わせたい人がいるの!!!彼と会ってから、これからのことを、決めて欲しいわ!!」


「…彼？」


「ええ、わたしがとてもお世話になっている方なの!!!真琴に会わせたいの!!!」


「う…ん。じゃあ、その人に会ってから、一度潤さんとエドさんのところに顔を出していい？」


「ええ、もちろんよ!!!!」


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