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愛DoLL☆美しき野獣
第32章 解けない魔法


「…っ!?」


真琴は目を見開く。

自分の置かれている立場を、寝惚けた頭で、瞬時に理解して、飛び起きた。


「いや、なんで、あたし、真っ裸なの?」


「ごめん、ついいつもの癖で!」


「お前の裸は、誰よりも綺麗だ」


「うん、今すぐ抱きたい!!」


二人は、裸の自分を見てる。

それだけで、吐き気がした。


「服…着たい!!お願い、エドさん、潤さん、二人とも、そんな目で、あたしを見ないで!!!」


「えっ?」


「…真琴?」


二人は彼女の言葉に驚き、体に触れようとするが…。


「「あたしに、触らないで!!!!」」


激しく拒絶する真琴に、絶句した。


ドクン、ドクン。

心臓が早く鼓動を刻み、体中から脂汗が噴き出てくる。


(…あたし、どうしちゃったの?大好きな二人に、指一本触られたくないだなんて…)


真琴は、身を縮め背を向け、二人を完全に拒絶した。



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