この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛DoLL☆美しき野獣
第32章 解けない魔法

扉の向こうで、エドワードが、腕を組み、冷たい瞳で扉を見つめていた。
「残念だけど、真琴の帰る場所は、オレらの手の中だよ?」
エドワードの言葉に深く頷く潤。
「はっ笑、同感だ。」
「さっき真琴が、静が、ここへ迎えにくるって言ってたね?」
「誰が、渡すかよ」
「オレも、もう、二度と静の元へ、帰すつもりはない!!!」
「お前が、真琴を軟禁したくなる気持ちが初めてわかったぜ?」
「でしょ?」
「ああ。」
「潤は、さっきの真琴の態度は、どう思った?」
「Love conpany がよく使う常套手段に似てると思ったがな?」
「やっぱりね、オレも同じだ」
「静の背後に何かがあるかもな…」
「100%あるね!!!」
「やつのことを徹底的に調べあげた方が良いな。このままじゃ、埒があかねぇ」
「うん!!!」
「くそ!!!!腹立つ!!」
「静…絶対に許せない!!!!」
その呟きは、おぞましい執念を膨らませ、空に消えた。
.

