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愛DoLL☆美しき野獣
第32章 解けない魔法


扉の向こうで、エドワードが、腕を組み、冷たい瞳で扉を見つめていた。



「残念だけど、真琴の帰る場所は、オレらの手の中だよ?」


エドワードの言葉に深く頷く潤。


「はっ笑、同感だ。」


「さっき真琴が、静が、ここへ迎えにくるって言ってたね?」


「誰が、渡すかよ」


「オレも、もう、二度と静の元へ、帰すつもりはない!!!」


「お前が、真琴を軟禁したくなる気持ちが初めてわかったぜ?」


「でしょ?」


「ああ。」



「潤は、さっきの真琴の態度は、どう思った?」


「Love conpany がよく使う常套手段に似てると思ったがな?」


「やっぱりね、オレも同じだ」


「静の背後に何かがあるかもな…」


「100%あるね!!!」


「やつのことを徹底的に調べあげた方が良いな。このままじゃ、埒があかねぇ」


「うん!!!」


「くそ!!!!腹立つ!!」


「静…絶対に許せない!!!!」


その呟きは、おぞましい執念を膨らませ、空に消えた。


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