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愛DoLL☆美しき野獣
第32章 解けない魔法

「てめぇー!!!」
潤は、ソファーから立ち上がり、静の元へ向かう。
「良いわよ、わたしを殴りなさい?昔と変わらない暴力的な貴方を、裁判で訴えてやるから!!!!」
「やめろ、潤!!!今、静を殴りつけても、何も解決しない!!!」
エドワードは、潤を押さえ付ける。
「ちっ!!!!」
潤は、舌打ちして、再びソファーにドカっと座った。
「で、静は、真琴に何をしたの?」
「何もしてないわよ、たくさん話をして、真琴は貴方たちじゃなくて、わたしを選んだの。それだけよ」
「ふぅん。ま、別にいいや。で、静は、潤の怒り狂う姿を見れて満足したの?」
「ふふ、そうね」
「なら、真琴には、もう用はないだろ?復讐は成されたんだから」
「どうかしら?真琴を引き取りたい気持ちは、変わらないわよ?」
「あっそ、今の答えで分かったよ、あんたの本当の狙いがね!!」
「なによ?」
エドワードは、静に、詰め寄り、にやりと冷たく薄く笑う。
「静の本心は、真琴が苦しむ姿がみたいんだろ?」
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