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愛DoLL☆美しき野獣
第32章 解けない魔法


パッパッパッ!!!


エドワードは、キッチンから塩を取りだし、玄関に盛大に撒き散らした。


「穢らわしい、女!!!二度と来るな!!!」


「貸せ、俺もやる!!!!」


潤も、盛大に塩を撒き散らしていた。

それでも、なかなか二人の怒りは鎮まりそうになかった。


「なんて、女なんだ、くそ!!!潤の趣味悪すぎ!!!」


「は?もう俺は、静の事は、好きじゃねし!!」


「オレなら、初めから見向きもしないさ!!」


「あ、そうかよ」


二人はリビンクに戻り、静がいたところ全て除菌スプレーを振り撒き、部屋の掃除を始めた。


「真琴にはなんて、言うか?」


「静は、アメリカに行くことになったって、言えばいい」


「だとしても、あんな状態で納得出来るかよ?」


「させるしかないだろ!!」



「どうやってだ?」



「オレたちが真琴にsexを強要しないで、普通に生活をさせてあげる。それにプラス、ロンドンにいる樹がここに戻ってくれば、きっと大丈夫だと思うよ。」


「さっき静に言った、監禁するとか、凌辱するとか、全部口からデマかせか?」


「それは、静の中に巣食う心の中の悪魔に囁いた言葉だよ?効果覿面で、静は、本性を現して、ここから出て行ってくれたろ?」


「はっ(笑)やっぱり、お前は、すげぇな?」


「まあね」


「それで、もう、お前は、あいつの事を抱かないのか?」


「ああ、真琴に施された何らかの魔法が解けるまでは、我慢するしかないだろ?無理強いはしたくない」


「幸い、sexしたけりゃ、俺がいるとか、ぬかすのかよ?」


「そう、もちろん♪」


「…はぁ」


「なに、その間と、ため息は?」


「別に…」


「えっ?ちょっと、潤!?」


潤は、エドワードに詰め寄った。

ドンっと、壁に押しやられてしまう。


「俺、前に言ったよな?」


「へっ?」


「たまには、俺にやらせろって、な?」


潤は、ドヤ顔で、ニヤリと微笑んだ。

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