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愛DoLL☆美しき野獣
第32章 解けない魔法



心地よい微睡みの中、エドワードは、うつ伏せになって、ぐったりしている。



「…しばらく、ここで寝とけ!!」



「うん…情けないことに、まだ動けないや。」



「珍しいな、怪物並みの体力を持ってるお前が?」



「それほど、良すぎたんだ!!!言わすな!!照れるから!!」



「はは、そうかよ!!」


潤は、エドの中を掻き出し、タオルで綺麗に拭い、彼にシーツをかけた。

何から何まで、潤はエドに優しかった。

その優しさに、しばらく浸っていたい気持ちもあったが…



「…潤、真琴のことだけど…」


「…ああ」


二人は時計を見る。

時刻は、5時を回っていた。

随分、情事に没頭しすぎてしまった。


「そろそろDoll 部屋から出してあげて?真琴が寝てたら、寝室に移動させて欲しい。あそこは狭いから、ずっと一人ぼっちは、可哀想だ」


「分かった。」


「静の事は、後からオレが話すから。」


「…ああ」


潤は、エドの髪を撫で、そっと額にキスを落として、客室から出ていった。


真琴の元へ向かうために…



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