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愛DoLL☆美しき野獣
第32章 解けない魔法

「いやああああー!!!!」
主寝室に、真琴の叫び声が響き渡る。
「おい、やめろ!!!真琴がマジで嫌がってる!!それが分かんないのか?」
「分かるよ、分かるけど、今さら止められない!!!」
潤は、真琴を庇うように、後ろ手に隠すが、それは彼を本気で怒らせてしまうだけだった。
「どけ、潤!!!もう君に、暴力は奮いたくないんだ!!!!」
「ダメだ、真琴が元に戻るまで、我慢しろ!!!」
「いつ?そんなの、待てない!!!」
ガシっと、力づよく潤の腕を掴み、無理矢理裸同然の真琴を引き寄せると、彼は、彼女を肩に担ぎ上げ、潤から引き離した。
「エド!!!!!!!!」
「ちょっとだけ、借りる。潤は、入って来るな!!!!」
「「おい!!!!」」
エドは、真琴を連れて、素早くDoll 部屋に入って行ってしまう。
そして、潤が入って来ないように、暗証番号キーを変え、質素なベットの上に乱暴に彼女を下ろした。
真琴は、焦点が合わないほどに、震え、エドの豹変ぶりに怯えきってしまっている。
「…来ないで…やぁ…」
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