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愛DoLL☆美しき野獣
第32章 解けない魔法



ズチャズチャズチャズチャ!!!!!

エドは、腰の動きを、早め、ラストスパートをかける。


「…っ、真琴いくよ?」



「いやああああああああー!!!!!」


その瞬間、目の前が真っ白になる。


(…どうしよう、赤ちゃん……)


真琴は、朦朧とする記憶のなか、頭にその事がよぎり、ぷっつり意識を落とした。



「…はぁはぁはぁ、くっそ!!!!」



エドは、寸前のところで、真琴の外に、精液を彼女のお腹の上に、吐き出した。

これで100%妊娠しないという保障は、ないが、中だしするよりは、確率は低くなる。

最後まで嫌がり続けた真琴を、本気でこのまま妊娠させるつもりは、無かった。


これが、彼の本音だった。


「オレは、君の心も欲しいんだ。」


エドは、真琴の唇に、労るようなキスをする。


「本当に、sexを全く受け付けない体にされてしまったんだな…くそ!!傷つけるつもりは無かったのに!!!」


答えを聞こうにも、真琴は、完全に気を失っている。

エドは、そんな彼女の体を抱き上げて、Doll 部屋を出た。


するとそこには、ムスっとした潤が腕を組み、壁に寄りかかって、立っていた。


「………試したのか?」


「うん」


「で、満足したのかよ?」


「…………」


「その顔は、してねぇーみたいだな」


「………っせない!!!!」


「あ?」



「「オレは、絶対に許さない!!!!」」


その瞳には強い怒りを含んでいた。


「おい、お前…」


エドは、潤に真琴を引き渡した。


「…どこに行くんだ?」


「「彼女の体を、元に戻しに決まってるだろ!!」」


バタン!!!!勢いよく出ていった。





「はぁ…つくづく矛盾してる奴だな。真琴、俺はどんな姿になったって…俺は…」



「…っ…ん?」



潤の腕の中で、目を覚ました。



「…お前の事を、愛してるからな…」



潤の無償の愛を感じながら……









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