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愛DoLL☆美しき野獣
第32章 解けない魔法



カーン、カーン、巡礼の鐘が鳴り響く。

ガチャ、教会の前に、グレーのBMWの運転席のドアから、白いスーツを身に纏ったエドワードが下り立つ。


その姿は、神々しいくらいに、美しかった。



「…真琴、久しぶり。」


BMWのとなりに横付けされた黒いベンツ。


その中から黒いスーツを着た潤と白いワンピースを着た真琴が現れた。

二人とも見ないうちに、少し窶れているような気がした。


「潤も、元気だった?」


「ああ」


「あまり元気そうには見えないね」


「気のせいだ。それより樹は?」


「メアリーに預けてきた」


「そうか、ずっと面倒かけっぱなしで、悪いな」


「いいんだ、オレも、樹がいてくれて、気が紛れてるし。早く、真琴に会いたがっていたよ?」


「俺は?」


「………さあ?」


「樹め、帰ったら、説教だな」


「潤さん、やたら叱っちゃ、ダメだよ!」


「真琴!!!」


エドに名前を呼ばれて、ビクっとする。

まだ、あの時の恐怖が完全に治ったわけじゃない。

でも、このままずっと、彼を避けてばかりもいられない。


「…エドさん…あたし。」



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