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愛DoLL☆美しき野獣
第34章 激愛の末に…

カインにダイニングに連れ戻される。
ボロボロ涙が零れてきて、頭が回らない。
「紅茶を召し上がって、少し落ち着きを取り戻して下さい」
「…む、無理ぃ…ぐす、うぇ…もう、帰りたい…」
「それは、無理ですね。フデレリックさまに、たてをつくことになりますよ?」
「…ふぇ…ん…あたしなんの為に、来たの?エドさんとふたりきりで過ごすんじゃなかったの?」
「フデレリックさまは、真琴さまの覚悟を試されてるんです。」
「えっ?」
「彼女は、エドワ―ドさまのご婚約者のエリザベ―トさまです。彼女は、真琴さまの存在をご承知でジャックスホ―ド家に嫁ぐと、フデレリックさまに、申しています」
「…そんな…ことって」
「エリザベ―トさまは、残念ながら、お子様を産めない体ですが、エドさまをとてもお慕いしているご様子で…」
「帰る!!!!!これじゃあ、Doll 時代と何も変わらないじゃないか!!!!!」
「お待ち下さい!!!!エドさまは、真琴さま以外の女性には、全く興味はないですから!!!」
「信じられない!!!!さっきキスしてたし!!!!もう、やだ―!!!!!」
真琴は、涙を流しながら、再びダイニングを飛び出した。
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