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愛DoLL☆美しき野獣
第34章 激愛の末に…
「暫くエドワ―ドさまには、お会い出来ないかと思いますが?」
「どういう意味ですの?」
「あのご様子では、有休を使いきるまで真琴さまをお離しにならないでしょうね」
「それは、ないでしょう?真琴さまには、すでにご婚約者さまがいらっしゃると、聞きました!そのかたが黙っているはずがないわ!」
「はあ、困りましたね…本当にどう説明したらいいのかわかりませんね…」
カインは、珍しくため息をつく。
(…やはり、エリザベ―トさまは、エドさまと潤さまと真琴さまの三人の深い関係性をよくご理解してないご様子だ…)
…そして
「分かりました、お部屋をご用意します。全てを見ていただければ、お分かりになるはずですから!!真琴さまのご婚約者の木下さまには、お仕事のお休みの都合がつき次第、こちらに来て頂くよう、手配しますので!エリザベ―トさまのその目で、きちんと確かめてから、もう一度ご婚約のお話をフデレリックさまに、掛け合ってみたら、いかがですか?」
「分かりました、そうします!」
「傷付かれても、わたくしどもは、一切責任は取れません!」
「エドワ―ドさまの妻の座になれるのならば、どんなに傷付いても、それは仕方がありません!」
エリザベ―トの心の決意は、固かった。
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