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愛DoLL☆美しき野獣
第4章 四章


翌朝、真琴の目が覚めたのは、8時すぎだった。


「あ、やばい!!完璧に寝過ごした!!」


そこにはすでに、エドワードの姿はなかった。


(あたし、あのまま、寝ちゃったんだ。…あれ?おかしいな、なんか、体がだるい。)


ベットから出ようとしたら、膝からガクンと体が崩れ落ちた。


ガチャっと、部屋のドアが開く。


「…なんで鍵開いてるんだ?」


するとそこには、機嫌が悪そうな潤がいた。


「おはようございます。」


「早くねぇだろ!!」


「…すみません。」


「おい、お前、大丈夫か?顔色が悪いぞ。」


「なんか、体に力が入らなくて。」


「貧血か?今日は学校休め。」


「嫌だ。行く。」


「なら、早く着替えろ!」


「…でも、なんか、まだ力が入んない。」


「はぁっ?」


真琴は、潤んだ目で、見上げた。
すると、彼は、一瞬、顔を赤らめた。


「…ん?」


(潤さん、どうしたんだろ?)

不思議に思っていたら、潤がズカズカ部屋の中に入ってきて、真琴のパジャマを脱がせ始めた。


「ちょっ!!」


(こんなところ、エドさんに見られたりしたら、ヤバイよーーー!!!!!)


「いいから早く着替えて朝飯を食え、学校まで送ってやるから。」


「い、いいですよ、悪いですから。」


「じゃあ、これは命令だ。」


「エドさんは?どこにいるの?」


「あ?あいつは、とっくに出掛けたぞ。」


「そ、そっか。」


(…なんか、良かったような、悪かったような。)


「俺の言う通りにしろ、わかったな?」


「は、はい。」


命令だといわれると、従わずにはいられない¨DOLL¨の性だ。

真琴は、おとなしく潤に着替えさせてもらうことにした。
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