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愛DoLL☆美しき野獣
第34章 激愛の末に…

エリザベ―トは、エドに抱き上げられている真琴を見る。
ぐったりとして、明らかに、気を失っているように見える。
「真琴さまは、どうなされたんですか?」
「君には、関係ない!帰ってくれ!!!」
「カインさまに、お願いして、お部屋を用意して頂きました。」
「まさか、この部屋を君に用意したとか、ぬかすなよ?」
エドば、ギロりと、エリザベ―トを睨み付ける。
「この部屋は、かつて、この城に住んでいた城主のお姫様が使われていたと、聞きます」
「そうだよ、君には、一生、関わりない部屋だ。」
エドは、扉を開き、中へ入って行こうとする。
「あ、待って、エドさま!!!」
「リズィ、オレが優しくしているうちに、早くこの城からが出て行った方がいい」
「カインさまに頼んで、真琴さまのご婚約者さまが、こちらへ来るよう手配しました。そのかたがいずれ、真琴さまを迎えに来ます!その時までリズィは、こちらで、お世話になりたいと思ってます!!!」
「…潤が来るの?」
「はい、真琴さまのご婚約者さまです!その方のためにも、真琴さまをお抱きになるのは、控えて頂けませんか?」
「ふん、バカな事を…どちらにせよ、もう、遅いよ、エリザベ―ト」
「…えっ?」
エリザベ―トが、怪訝そうな顔をすると、それを遮るように…
パタンと、扉が締まってしまった。
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