この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛DoLL☆美しき野獣
第35章 幽閉されたお姫様と嘘つき女王

真琴の声を聞いて焦った潤は、周りの壁をドカドカ蹴った。
ガッ、ガッ、ドッカッ、バーン!!!!
その瞬間、
急に体が浮いたかと思うと、壁が回転して、頭から落下しそうになった。
(…やべっ!!!)
口にくわえいたライトが下に落ち、危機一髪で咄嗟に回転した壁に手をやり、ぶら下がった。
「…あ、危ね!!!!」
潤は、ブラ―ン、ブラ―ンと足に加重をかけ、飛び降りるようにして床に着地した。
「よっと!!」
潤は、無事に、出口にたどり着けて、ほっと肩を撫で下ろした。
(回転扉とか。しかも、それが天井の壁とか!!!たく、忍者屋敷かよ、ここは!?)
悪態をつきつつも潤は、ライトを拾い、すぐに寝室から出て、真琴の声がする方へ走っていった。
.

