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愛DoLL☆美しき野獣
第35章 幽閉されたお姫様と嘘つき女王

「…そんな…」
エリザベ―トは、力尽き、その場へヘナヘナと座り込んでしまった。
「話は全て聞かせて貰ったよ?」
突然、フデレリックが現れた。
エリザベ―トは、ビクっと、顔を上げ、焦燥的な表情を彼に向けた。
「君の負けだね?」
「…はい、フデレリックさま、すみませんでした。」
「いやいや、謝ることはない。全て君を煽り立てた私が悪いのだから。立てるかい?」
フデレリックは、エリザベ―トに手を差し出す。
「…はい。」
「約束通り地位は約束しよう。エドの嫁という立場は、無理だが、君の会社への投資を考えようじゃないか?」
「…フデレリックさま…ありがとうございます!!」
エリザベ―トは、涙を浮かべてフデレリックの手を取った。
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