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愛DoLL☆美しき野獣
第36章 二人きりの、夜

潤は、真琴を洗面台のまえに下ろすと、すぐに後ろを向いて、自分の服を脱ぎ始めた。
ドキン!!!!
潤の傷あとだらけの肢体が露になっていく。
その逞しい背中に、思わず抱きつきたくなった。
「…潤さ…」
(触りたいよ!!!!)
たまらず、手を伸ばそうと、すると、振り返った潤に、腕を掴まれた。
「…真琴」
「ごめんなさい…」
ドキドキドキドキドキドキ。
ドキドキドキドキドキドキドキドキ。
うるさい、心臓、静まれ!!!!
真琴は、目を瞑る。
「なんで謝る必要があるんだ?」
「…えっ…」
掴まれた手は、腰に移動して、潤は、膝待つく。
そして、真琴のお腹に、顔を埋めた。
「俺はこの子が、愛しい。」
「…潤さ…ぁん!!!」
真琴は、ぶわわっと、涙が溢れて止まらなくなった。
「真琴…」
「…なに?」
「ありがとう」
「…どうして?」
「俺らの為に、ありがとう」
潤は、今までに無いくらいの優しい笑顔を真琴に見せた。
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