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愛DoLL☆美しき野獣
第1章 一章

「君が新しい、¨DOLL¨?」

それは、完璧な日本語だった。
見た目からして、外人にしかみえないが。

「名前、教えてくれる?」

艶のアル、やけに心地の良いトーンの声だ。
真琴はその声に、なぜか、聞き惚れてしまう。

「ま、真琴です。」

「へぇ?真琴ちゃんかぁ。可愛い♪」

クスリと笑った美しい顔に、また釘付けになる。
実際に、真琴はこんなにも美しい人間を間近で見たことがなかった。

「あれ?でもなぜだろう?」

「えっ?」

彼に力いっぱい強く抱きしめられ、真琴は息が苦しくなる。

「い、痛い!!」

「あ、ああ。ごめんね?なんか抱き心地が悪くて・・。」

「ええ?」

(ガーン。確かにあたしは、そんなにグラマーじゃないけどさ・・。)

「けして君から女の子の香りはしないけど、体つきがふにゃふにゃしてるような・・。」

なぜかその発言が何かおかしいと思いつつ、首を傾げると、事もあろうか彼は、次に平気で真琴のシャツのボタンを外しにかかった。

「えっ?ちょっと!!何するんですか?」
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