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愛DoLL☆美しき野獣
第1章 一章
必死に抵抗すると、彼は、驚いた顔をした。
「君は精神制御されていない¨DOLL¨なの?」
「されてませんよ!!」
大声で叫んだ。
しかも大声で。
すると廊下の奥から、髪をかき上げながら黒髪のグレーの瞳をした日本人らしき青年が現れた。
「何の騒ぎだ?うるさい。」
彼も長身で、金髪の青年と同じくらい背が高かった。
しかも、すごく整った顔をして文句なくかっこいい。
(ボディーガードの人は、¨やつら¨と言っていた。もしかして、このふたりがあたしのご主人様なのか??)
真琴が呆然としていると、金髪の青年が慌て出した。
「潤、大変だ。この子、女の子かもしれない。」
「マジか?」
潤と呼ばれた青年が近寄ってきて、真琴の腕をひぱり、そして先ほど脱がされかけたシャツを手でビリッと引きちぎった。
ボタンが飛び、真琴の肢体があらわになる。
「ぎゃーーーー!!何するんですか?」
真琴は暴れたが、男ふたりの力に敵うはずがなく、あっという間に、廊下で素っ裸にされてしまった。
着ていた服は無残にも廊下の床にビリビリになっている。
かあああーっと、顔を強張らせ、真琴はひたすら男たちの視線に耐えるしかなかった。
「あたしにも、さっきの¨人形¨の子みたいにひどいことするんですか?」
真琴が諦めたように言うと、ふたりは顔を見合わせ、首を横に振った。
「それはない。」
「ねぇな。」
「えっ?」
「オレはエドワード、エドで良いよ?」
金髪の青年が、にっこり笑う。
「で、ごめんね?」
なぜか、すぐに彼に謝られた。
「何がですか?」
そして、次の瞬間、とんでもないことをカミングアウトされる。
「オレたち、男の子しか抱けないから。」