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愛DoLL☆美しき野獣
第4章 四章
踏み入れたその瞬間。
エドワードは、目を見開いて身体が固まった。
「ま・・真琴?」
そこには、パイプベットの上に体育座りをして顔を伏せ、微かに震えている真琴の姿があった。
制服姿のまま、ブラウスははだけて、真琴の首筋には、数箇所にわたり、キス跡がついていた。
((なんだ、これは?))
ブチンと、頭の中がキレた。
腹の底から怒りが沸々と沸き起こってくる。
こうなってしまうと、誰も止められなくなる。
エドは、冷たい視線で真琴を見下ろす。
「オレとの約束、守れなかったの?」
真琴はわずかに顔を上げて、小さな声で言う。
「エドさん・・・ごめんなさい。」
「それは、肯定とみなしていいの?」
冷たい言葉に、ガダガタ体が震えて止まらない。
「……はい。」
エドワードは、薄く笑う。
悪魔のような笑みを浮かべて。
真琴の顎を捕らえる。
「そう、覚悟は出来てる?」
「……コクン。」
「本当に、残念だよ、真琴…。」
この瞬間から、
真琴はエドワードの逆鱗に触れ、
これから先、
彼女は、
自由を奪われ、
彼の怒りと独占欲に支配されることになる。