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愛DoLL☆美しき野獣
第5章 五章


「これでシャンプーが目に入らないし、オレに見られてるとこ見ないで恥ずかしくないし、一石二鳥だろ♪」


彼はいつも真琴に見せる飄々とした声で言った。

そして、普通にバスタオルを剥ぎ取った。

(ぎゃーーーーっ!?)


「◎△▼□×□!?」


声にならない声を上げてしまった。

真琴はとっさに両手で胸を隠すが、それはあまり意味がなさそうだった。


「お湯、出すよ?」


そして、途端にシャワーが降り注いでくる。
ちょうど良い温度ではあったが、これから彼に何をされるのかがまったく予想がつかない。

(真っ暗で、怖いんですけど?怖いんですけど?非常に怖いんですけど!?これが所謂SMプレイですか?)


「やっぱり先に頭洗うね?」


耳のそばで、シャンプーの蓋を空ける音が聞こえると、彼は真琴の髪を優しく洗い始めた。
頭皮を優しくマッサージするように、彼の指があたる。
彼は、美容師並みにとても上手に洗う。

(・・・・気持ちがいい・・・エドさんは、料理も出来るし、とても器用な人だ。)

少しだけ、緊張が解けてきた。


「また、お湯当てるから。」


そして、真琴はようやく気が付く。
エドワードは、することをちゃんと告げてからしてくれていることに・・・。

(これはSMプレイとかじゃなかった・・・。)

それから丁寧にトリートメントまでしてくれて、厭らしさ抜きにエドワードは丹念に隅々まで真琴の身体を洗い流した。


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