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竜を継ぐ者~黄の刻印の章~(世界はエッチと愛で救われる)
第20章 彼女の前髪が長い理由
天使の輪くっきりの頭が、安らぎを求めるように元の場所へと納まりに向かう。
どうやら、少なくとも嫌がられてはいないようだ。取り合えず一安心だな。嫌がられてたら、これから先が憂鬱になる。
自分の身体にもたれて安らぐ美奈に、何の気なしに目を向けて真吾はドキッとしてしまった。
胸元に頭が来ているのだ。
肩を貸してるつもりなのに、抱いてる気分になるじゃないか……本当に小さいんだな。腕にスッポリ納まってしまう程に小さい美奈のか弱い雰囲気は、これぞ女の子という感じ。
性格も大人しいし、まるで小動物みたいだ。
それもウサギとか子猫とか、保護欲を掻き立てられそうな感じの小動物。
守りたいと感じさせるような抱きしめたくなる可愛さは、女の子らしい女の子ってこういうのかなと勝手なイメージを懐かされてしまう。
何せ、自分の周囲にいる女の子が千佳と美里だ。美奈のような雰囲気の女の子は周囲にはいないし、比べてしまうのも仕方ない。
真吾は、急に意識し始めた。
これからこの子を抱くのか……と。
ぎこちない緊張は解けたものの、別の緊張が身体に降りてきてしまった。
思わず美奈の身体に、目が向いてしまう。緩やかな起伏に細い腰……オイシソーな身体のラインを目にして、思わずゴクリと喉が唾液を飲み下す――。
真吾は、ハッとした。
いやいやいや、こんな場所で何を考えてるのか。人目のある場所で、女の子の身体を舐めるように見るなんてバカか、変態かよ!
真吾は目を逸らそうと、車窓に目を向けた。
なし崩しに犯してきた今までとは、何か違うものを真吾も感じていた。
これからこの子を抱くと意識しながら、エッチする相手と行動を共にするという状況は、真吾もはじめてだ。意識するとヤバいくらいに緊張してくる。
若しも彼女がいたら、こういうものなのかもしれない。
例えばデートの日に、今日こそは彼女とエッチするんだと心に決めて、デートの最中にも凄まじい緊張を男は味わうのだろう。
そんな緊張が心身を満たし、駆け巡っていく。
抱くのかと意識すると、もうダメだった。マイジュニアが、意識と共に一気に膨張を始めてしまった。
どうしよう……このままではマズい。彼女にバレたら、何と思われるか。
諌めようと四苦八苦してると、美奈の頭が不意に動いた。
「た……滝川くん?」
どうやら、少なくとも嫌がられてはいないようだ。取り合えず一安心だな。嫌がられてたら、これから先が憂鬱になる。
自分の身体にもたれて安らぐ美奈に、何の気なしに目を向けて真吾はドキッとしてしまった。
胸元に頭が来ているのだ。
肩を貸してるつもりなのに、抱いてる気分になるじゃないか……本当に小さいんだな。腕にスッポリ納まってしまう程に小さい美奈のか弱い雰囲気は、これぞ女の子という感じ。
性格も大人しいし、まるで小動物みたいだ。
それもウサギとか子猫とか、保護欲を掻き立てられそうな感じの小動物。
守りたいと感じさせるような抱きしめたくなる可愛さは、女の子らしい女の子ってこういうのかなと勝手なイメージを懐かされてしまう。
何せ、自分の周囲にいる女の子が千佳と美里だ。美奈のような雰囲気の女の子は周囲にはいないし、比べてしまうのも仕方ない。
真吾は、急に意識し始めた。
これからこの子を抱くのか……と。
ぎこちない緊張は解けたものの、別の緊張が身体に降りてきてしまった。
思わず美奈の身体に、目が向いてしまう。緩やかな起伏に細い腰……オイシソーな身体のラインを目にして、思わずゴクリと喉が唾液を飲み下す――。
真吾は、ハッとした。
いやいやいや、こんな場所で何を考えてるのか。人目のある場所で、女の子の身体を舐めるように見るなんてバカか、変態かよ!
真吾は目を逸らそうと、車窓に目を向けた。
なし崩しに犯してきた今までとは、何か違うものを真吾も感じていた。
これからこの子を抱くと意識しながら、エッチする相手と行動を共にするという状況は、真吾もはじめてだ。意識するとヤバいくらいに緊張してくる。
若しも彼女がいたら、こういうものなのかもしれない。
例えばデートの日に、今日こそは彼女とエッチするんだと心に決めて、デートの最中にも凄まじい緊張を男は味わうのだろう。
そんな緊張が心身を満たし、駆け巡っていく。
抱くのかと意識すると、もうダメだった。マイジュニアが、意識と共に一気に膨張を始めてしまった。
どうしよう……このままではマズい。彼女にバレたら、何と思われるか。
諌めようと四苦八苦してると、美奈の頭が不意に動いた。
「た……滝川くん?」