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竜を継ぐ者~黄の刻印の章~(世界はエッチと愛で救われる)
第9章 学園のエキセントリックな女教師
終わった……真吾は天井を仰ぎ見ながらそう思った。彩夏自身も咄嗟に反応してしまっただけで、本当は暴露するつもりが無い事は真吾も承知してる――が、もう遅い。
どうするんだよ、この空気……。
たっぷり三分間――カップラーメンでも出来上がりそうな間の静寂が訪れ、それを破ったのは理沙の呆れ怒った声だった。
「た~き~が~わ~~~!どういう事か説明しろ。最初っからだ」
理沙の全て話すまで帰らせないという気迫満々な様子に、今日は何時に家に帰れるのかなぁと真吾は嘆息するのだった。
◇
観念した真吾は、最初のあらましである彩夏のオナニーから語りに入った。
彩夏に凄い目で睨まれたが報復のつもりはない。ここから話さなければ説明できない事が多いだけだと、彩夏には納得はして貰った。
「僕が委員長を見つけた時、彼女はボーっとした様子でオナニーに耽って――僕が何をしても意に介さない様子でした。意思的なものが皆無というか……」
「自我を喪失している感じか?」
「そんな感じです。自我は無いのに、頼み事を言うとそれは理解できるのか聞いてくれたりとか……」
「頼むと――という事は、何か頼んだんだな滝川。どんな様子だった?」
と聞かれて、真吾は返答に窮した。そこまで細かく答える事を全く想定していなかった。
答えあぐねていると理沙の苛立ちがだんだん募っていくのが理解できた。また減点だ何だと言われる前に、何か答えなければと心が焦る。
取り合えずフェラチオさせた事を言わなければ……何とかなるか?
「動きが兎に角とてもゆっくりしてました……かね」
「動作だけ聞いても意味がないだろ!どんな事を頼んで渡辺がそれをどこまで反映できたのかを聞かないと、どこまでの処理能力があるのかわからんじゃないか!」
また足をダンと踏んで苛立ちを露にする理沙に、真吾はヒィと飛び上がった。
「――あの、どうしても言わなくちゃダメですか……?」
「ダメだ。私はその場にいなかったからな、分析に情報は必要だ。いいか、話すまで帰さないからな」
即答かよ……。
「もう遅いですし、せめて委員長だけでも先に帰らせた方が――」
「あら、私の事は気にしなくていいのよ?何させたのか話して貰おうじゃない、滝川くん?」
どうするんだよ、この空気……。
たっぷり三分間――カップラーメンでも出来上がりそうな間の静寂が訪れ、それを破ったのは理沙の呆れ怒った声だった。
「た~き~が~わ~~~!どういう事か説明しろ。最初っからだ」
理沙の全て話すまで帰らせないという気迫満々な様子に、今日は何時に家に帰れるのかなぁと真吾は嘆息するのだった。
◇
観念した真吾は、最初のあらましである彩夏のオナニーから語りに入った。
彩夏に凄い目で睨まれたが報復のつもりはない。ここから話さなければ説明できない事が多いだけだと、彩夏には納得はして貰った。
「僕が委員長を見つけた時、彼女はボーっとした様子でオナニーに耽って――僕が何をしても意に介さない様子でした。意思的なものが皆無というか……」
「自我を喪失している感じか?」
「そんな感じです。自我は無いのに、頼み事を言うとそれは理解できるのか聞いてくれたりとか……」
「頼むと――という事は、何か頼んだんだな滝川。どんな様子だった?」
と聞かれて、真吾は返答に窮した。そこまで細かく答える事を全く想定していなかった。
答えあぐねていると理沙の苛立ちがだんだん募っていくのが理解できた。また減点だ何だと言われる前に、何か答えなければと心が焦る。
取り合えずフェラチオさせた事を言わなければ……何とかなるか?
「動きが兎に角とてもゆっくりしてました……かね」
「動作だけ聞いても意味がないだろ!どんな事を頼んで渡辺がそれをどこまで反映できたのかを聞かないと、どこまでの処理能力があるのかわからんじゃないか!」
また足をダンと踏んで苛立ちを露にする理沙に、真吾はヒィと飛び上がった。
「――あの、どうしても言わなくちゃダメですか……?」
「ダメだ。私はその場にいなかったからな、分析に情報は必要だ。いいか、話すまで帰さないからな」
即答かよ……。
「もう遅いですし、せめて委員長だけでも先に帰らせた方が――」
「あら、私の事は気にしなくていいのよ?何させたのか話して貰おうじゃない、滝川くん?」