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竜を継ぐ者~黄の刻印の章~(世界はエッチと愛で救われる)
第9章 学園のエキセントリックな女教師
 振り向くとすぐ傍に、拳をポキポキさせるような仕草で静かに怒りを湛える彩夏の顔。引き攣るように上げられた口角が、逆に怒りのボルテージの高さを表しているようでとても怖い。
 真吾の背筋が恐怖でゾクゾクっとする。
 気の強い女性二人に挟まれた真吾は心で悲鳴を上げながら、タジタジと後ずさった。オイシイ思いをした後は、地獄が待っているものなんだな――なんて、真吾は考えた。

「もう……わかったよ!話すよ……」

 ほぼヤケクソで叫ぶと、真吾は彩夏にさせた命令の内容を仕方なく話した。
 その間はとてもではないが、彩夏の顔を見れない。
 真吾は別方向に顔を背けながら独白する。彩夏のショーツを剥ぎ取りオナニーの続きを強請り、秘所を自分で開くようにお願いした――までを、ややつっかえながら打ち明けさせられた。
 彩夏の恐ろしいまでに憤怒した顔――ヤバい。めっちゃ怒ってる……。

「他には!?それで本当に全部なんでしょうね!?」
「う――うん。それで全部……」

 近い近い近い近い!!
 彩夏に壁の隅まで詰め寄られて、真吾は顔を反らせながら答えた。眼光鋭く見上げる彩夏から、真吾は目を逸らしていた。というよりも、嘘が顔に出やすい真吾は合わせられなかった。
 すると椅子から見物していただけの理沙が一言――。

「嘘だな。その顔、まだ何かあるんだろ?」
「まだ何か隠してるの!?言いなさい~~~!」

 再び彩夏がこちらに向き直って真吾を責める。
 余計な事を~~~~!!

「諦めて全部話したらどうだよ、滝川」
「ちゃんと話してもらうわよ滝川くん~~~!!」

 彩夏に襟首を掴まれてガクガクと首を振られながら、真吾は泣きそうな心境だ。万事休す――この様子では、理沙どころか彩夏も諦めてはくれなさそうな勢い。きっと聞き出すまで帰ってはくれないだろう。
 しまいには理沙にまで詰め寄られて、真吾はヤケッパチで声を張り上げた。

「――わかりましたよ、もう~~~!!話しますよ、話します!」
「ちゃんと区切った所から話せよ?」

 ニヤニヤと笑いながら、理沙が言う。
 あれは絶対に面白がってる……。
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