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竜を継ぐ者~黄の刻印の章~(世界はエッチと愛で救われる)
第9章 学園のエキセントリックな女教師
「意味わからんぞ。何だその別の存在ってのは?」
狐につままれたような奇妙な表情で聞き返す理沙。
彩夏も未だ半信半疑なのか、それとも全く信じてくれて無いのか、片眉を吊り上げてこちらを睨んでいる。
「ここからはガチで奇妙な話になります……聞いても多分、理解の追いつかない話になりますよ。当事者の僕でさえ、自分自身で体験してなければ信じられないような話ですから……」
◇
「という感じで……流石に僕も我慢できなくなって……委員長を強引に口説いて、その――エッチしました……」
彩夏を抱いた内容は、当たり前だが勿論すっとぼけて飛ばさせて貰った。あの生物には無関係な内容だし、流石にそこまで話してやる義理はない。
彩夏に精飲させた後の話を、真吾は理沙に全て話して聞かせた。
ただし彩夏が口にしたお強請りの詳細だけは除いた――流石に、それを口にするのは彩夏が可哀想だし、ただ淫語を使用して強請ったという言葉だけで、伝えるには十分だと判断したからである。
「終わった後……理由はわかりませんけど、渡辺さんの下腹部が白く発光したんです」
「あの生物を見つけたのは?」
「その後です。渡辺さんの身体から、死んで出てきました……」
真吾は、あの思念の目的は――彩夏を犯させたかったのは、謎生物が目的だったのではないかと考えていた。これだけの偶然が重なるとはとても考え辛いし、そう考えるのが矢張り自然だ。
「――話は以上です。信じる信じないはお任せしますけど、これが全てですよ」
「なる程ね……」
理沙は何か思案するように考え込んだ。
表情から察するに、半信半疑といった表情だ。彩夏はどうなんだろうか……自我喪失時も含めて、タイムラインに沿った出来事を話して聞かせたけど。
彩夏の方へ視線を向けると、バッチリ目があってしまった――思わずどちらからともなく、パッと目を逸らしてしまう。
拒んでいた事実があっても、レイプを始めたのが自分でなくても――手を出したのは僕が先だ。彩夏の身体に悪戯しようと考えていなければ、こんな事は起こらなかった。別の誰かにレイプされた可能性は十二分にあるけれど……。
盗み見た彩夏の顔は、思いつめたような複雑な表情だった。流石に彩夏も落ち込んでいそうだ。謝るべきだろうなと真吾はその横顔に思う。
狐につままれたような奇妙な表情で聞き返す理沙。
彩夏も未だ半信半疑なのか、それとも全く信じてくれて無いのか、片眉を吊り上げてこちらを睨んでいる。
「ここからはガチで奇妙な話になります……聞いても多分、理解の追いつかない話になりますよ。当事者の僕でさえ、自分自身で体験してなければ信じられないような話ですから……」
◇
「という感じで……流石に僕も我慢できなくなって……委員長を強引に口説いて、その――エッチしました……」
彩夏を抱いた内容は、当たり前だが勿論すっとぼけて飛ばさせて貰った。あの生物には無関係な内容だし、流石にそこまで話してやる義理はない。
彩夏に精飲させた後の話を、真吾は理沙に全て話して聞かせた。
ただし彩夏が口にしたお強請りの詳細だけは除いた――流石に、それを口にするのは彩夏が可哀想だし、ただ淫語を使用して強請ったという言葉だけで、伝えるには十分だと判断したからである。
「終わった後……理由はわかりませんけど、渡辺さんの下腹部が白く発光したんです」
「あの生物を見つけたのは?」
「その後です。渡辺さんの身体から、死んで出てきました……」
真吾は、あの思念の目的は――彩夏を犯させたかったのは、謎生物が目的だったのではないかと考えていた。これだけの偶然が重なるとはとても考え辛いし、そう考えるのが矢張り自然だ。
「――話は以上です。信じる信じないはお任せしますけど、これが全てですよ」
「なる程ね……」
理沙は何か思案するように考え込んだ。
表情から察するに、半信半疑といった表情だ。彩夏はどうなんだろうか……自我喪失時も含めて、タイムラインに沿った出来事を話して聞かせたけど。
彩夏の方へ視線を向けると、バッチリ目があってしまった――思わずどちらからともなく、パッと目を逸らしてしまう。
拒んでいた事実があっても、レイプを始めたのが自分でなくても――手を出したのは僕が先だ。彩夏の身体に悪戯しようと考えていなければ、こんな事は起こらなかった。別の誰かにレイプされた可能性は十二分にあるけれど……。
盗み見た彩夏の顔は、思いつめたような複雑な表情だった。流石に彩夏も落ち込んでいそうだ。謝るべきだろうなと真吾はその横顔に思う。