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10分で読めるshortstorys
第4章 年の差二十の恋愛事情
そもそも部長職の花房部長と、新入社員に近い私では、こんな事が無いと接点さえ持てないような立場の差。
それはまあ‥‥入社の頃から色々と面倒を見て貰っているよ、ただし仕事であって更に花房部長の言い方は、子供を心配する親のような言い方
だよね‥‥花房部長との年の差は20才、バツイチなんだから私くらいの娘さんが居たって不思議じゃない年齢。
そう考えると余計に落ち込む、丸っきり子供扱いなんだって・・
通常の仕事をしながら、ミスった分の再計算、社畜とまでは言わない会社だけど、残業なんて当たり前の話。
優良企業?なにそれです。
「終わりました花房部長、毎回ミスってすみません」
「ああ‥‥いや、社内でミスる分は直せば済む事、そこまで落ち込まない伊藤」
「ですが‥‥毎回‥‥」
「そろそろ個性じゃないのか?
伊藤の場合は本当に盆ミスであって、こうして見ていれば直ぐ気付くものばかり‥
多少の個性が無ければ面白味すら無い、私としては見付ける楽しみか??」
そうは言われても毎回ミスるのは私。
花房部長が良かれと思い言ってくれているのは理解してる、それに花房部長が見付けてくれなければ大騒ぎになっている事も理解済み。