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身代わりの夜
第6章 童貞ラブホテル
「ねえ、啓太。本当に初めてなの」

「も、もちろんです」

「……なんだか、得した気分」

 梨華は目尻を柔らかく下げた。

 ペニスを手綱のように握って、男の身体を自分の方に向けさせる。
 浴室のシャワーの前でふたりは向かい合った。

 女の右手は剛直に密着したままだ。
 上目遣いで啓太の顔をのぞき込み、二十センチを超える巨根を、ゆるゆるとしごきつづける。
 額にうっすらと汗が浮き、妖艶な美貌が桜色に染まっていた。

「ほんとに硬くて大きい。すごく立派なオチン×ンよ。
 もっと胸を張っていいわ」

 指がうごめき、啓太の勃起に新たなボディソープを塗りたくってくる。
 石鹸が泡立ち、繊指が硬い肉の表面にぬるりぬるりと滑る。

 自分でする何倍も気持ちいい。
 あまりの快感に、背筋にぞわぞわと鳥肌が立った。
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