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身代わりの夜
第9章 盗み聞きオフィス
山野辺は満足そうに、
「それとなくカマをかけたら、課長も認めたよ。
お前もやるじゃない。
ただ、酔ってたらしく、おれとヤッたって勘違いしているようだけどね。
今日だって、亜沙子さんともう一度ヤリたいって誘ったら、一発でOKされたぜ」
ふふん、と自慢げにうそぶく。
はらわたが煮えくり返った。
「それと身代わりをするのと、どんな関係が……」
「あの日、マンションに送っていったのは古森です、って教えたら、どうなるかなあ。
彼女、プライド高いだろ。
おれだと思ってほかの男に抱かれたって知ったら、ショックだろうなあ」
ううむ、と啓太は唸った。
「それとなくカマをかけたら、課長も認めたよ。
お前もやるじゃない。
ただ、酔ってたらしく、おれとヤッたって勘違いしているようだけどね。
今日だって、亜沙子さんともう一度ヤリたいって誘ったら、一発でOKされたぜ」
ふふん、と自慢げにうそぶく。
はらわたが煮えくり返った。
「それと身代わりをするのと、どんな関係が……」
「あの日、マンションに送っていったのは古森です、って教えたら、どうなるかなあ。
彼女、プライド高いだろ。
おれだと思ってほかの男に抱かれたって知ったら、ショックだろうなあ」
ううむ、と啓太は唸った。