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身代わりの夜
第11章 お仕置きふしだら上司
 部長のデスクに乗せた。

 床に跪く。
 縛られた両腕の間に頭を入れ、アイマスクに手が届かないようにすると、膝の後ろを掴んで、ぐいっとM字に割りひろげた。

「いやああっ」

 甲高い悲鳴を伴奏に、スカートがまくれ上がった。

 淫らな臭いが、暴風となって鼻先に吹きつけた。
 プーンと饐えた牝の恥臭に、涙が出そうになる。

「見ちゃいやあっ……お願い、見ないでえええっ」

 亜沙子が宙に浮いた下肢を揺らす。

 しかし、見ないでいられるはずがない。
 啓太は瞬きさえ忘れ、ねっとりとまとわりつくような蒸れた淫臭の濃霧を透かして、女の花びらを凝視した。

(うおおおっ、これが亜沙子さんの……)
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