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身代わりの夜
第12章 ふとどき社内エッチ
 啓太が腰をかがめて、股の間に顔を近づけてきた。
 ズボンの前を見ると、もっこりと膨らんでいた。

 梨華の下腹部もじんわりと熱気をはらむ。

「どう? 見えてる?」

 声が震えそうだ。

「はい。ストッキングの下で梨華さんのアソコが……
 ああ、すごくいやらしいかたちに」

「あ、具体的に言わないでいいから」

 感想を言いだしかねないのを、急いで制した。

 しかし、脳内には男の眼に映っているだろう己の恥部が浮かぶ。

 パンストに押しつぶされた恥毛。
 センターシームの食い込んだ縦スジ。
 ナイロン生地に歪んだ女性器が、どれほど無様なありさまとなっているかを想像すると、脳が灼けた。

 両腿を閉じたくなる気持ちを抑えるのがやっとだ。

「はじめてです。パンスト直穿きなんて見たの」

 啓太の荒い息が股間にあたった。
 二十センチくらいの距離でじっくり観察されている。

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