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身代わりの夜
第12章 ふとどき社内エッチ
「だから、パンスト破ってもいいって言ったの。
 聞こえなかった?」

 つい尖った声になる。
 背中を羞恥の汗が流れた。

「それって、あの、アソコの部分を?」

「決まってるでしょ。
 早くしないと昼休みが終わっちゃうわよ」

 啓太の指が股間に伸びてくる。
 遠慮してか、女体に触れないようにナイロン地だけをつまもうと苦戦し、何度も失敗した。

(ああ、焦れったい)

 梨華は男の手を払いのけた。

 自らの爪をパンストのセンターシームに引っ掻け、ピリピリと破っていく。
 火照った秘処に新鮮な空気が触れた。

「くうぅ……梨華さん、たまんないよお」

 啓太の小鼻がひくついている。

(ううっ、アソコの匂い嗅がれてる……)

 梨華はテーブルの上で腰をもじつかせた。

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