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身代わりの夜
第19章 最愛美人上司
「触ったら……古森くんまで汚れちゃう」
早く床を掃除しないとマズイと思っても、とても何かを言える雰囲気ではない。
啓太は黙って、悲観に波打つ上司の裸身を見守るしかなかった。
今さらながら、自分のした蛮行に呆れかえる。
亜沙子を辱めるのが目的ではなかったはずだ。
逆である。
亜沙子が野卑な男たちの奸計に落ちるのを防ぎたくて、はじめた行為だった。
それなのに、いつの間にか啓太自身がレイプまがいの淫行にのめり込んでしまった。
(亜沙子さんに、自分の気持ちを伝えるはずだったのに……)
裸に剥き上げた時、亜沙子のうるんだ瞳には、隠しきれない淫欲の炎がチロチロと揺れていた。
その淫靡な炎を眼にしたとたん、胸の奥底に湧きおこる情動を抑えることができなくなったのだ。
気がつくと、最愛の女性にとんだ恥をかかせていた。
今となっては、すべてが遅かった。
今さら愛の告白をしても、何の信憑性もないだろう。
勇気づけてくれた梨華をも裏切るような所業だった。
(ごめん、梨華さん。オレ、これだけの男だった)
そして、未だにブリーフの中ではちきれんばかりの肉棒に絶望した。
早く床を掃除しないとマズイと思っても、とても何かを言える雰囲気ではない。
啓太は黙って、悲観に波打つ上司の裸身を見守るしかなかった。
今さらながら、自分のした蛮行に呆れかえる。
亜沙子を辱めるのが目的ではなかったはずだ。
逆である。
亜沙子が野卑な男たちの奸計に落ちるのを防ぎたくて、はじめた行為だった。
それなのに、いつの間にか啓太自身がレイプまがいの淫行にのめり込んでしまった。
(亜沙子さんに、自分の気持ちを伝えるはずだったのに……)
裸に剥き上げた時、亜沙子のうるんだ瞳には、隠しきれない淫欲の炎がチロチロと揺れていた。
その淫靡な炎を眼にしたとたん、胸の奥底に湧きおこる情動を抑えることができなくなったのだ。
気がつくと、最愛の女性にとんだ恥をかかせていた。
今となっては、すべてが遅かった。
今さら愛の告白をしても、何の信憑性もないだろう。
勇気づけてくれた梨華をも裏切るような所業だった。
(ごめん、梨華さん。オレ、これだけの男だった)
そして、未だにブリーフの中ではちきれんばかりの肉棒に絶望した。