この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
身代わりの夜
第20章 エピローグ/週末ふたりきり
「うわあっ、粘っこい汁でべとべとに……気持ちいいの?」

「はううっ、感じちゃう……
 やん、エッチなお汁、いっぱい出ちゃう……」

 ジャスミンの香りのする吐息と共に、三十二歳のキャリアレディは、自らの昂奮をなまめかしいアルトの声で告げた。

 もう一度、唇を重ねた。

 濃密な接吻を交わしたまま、亜沙子がズボンのベルトをゆるめだす。
 ブリーフごと脱がされた。
 開放された勃起棒に、白い繊指がからみつき、むにゅむにゅと淫靡にしごいてくる。

 啓太もブラウスのボタンを外していった。

(なんていやらしい……亜沙子さん、ああ、すごく素敵だよ)


 亜沙子と結ばれて一ヶ月が経っていた。

 あの夜――職場でのめくるめくような情交のあと、しばらく、どちらも身動きがとれなかった。
 呼吸が整い、身支度が出来るようになるまで、床に抱き合って、互いの身体の温もりを感じていた。

 ふたりで床を掃除し、職場を後にしたのは、深夜を過ぎてからである。

 ボタンがとれたブラウスや破れたスカートを隠すため、亜沙子は啓太にぴったりを身を寄せていた。
 タクシーの中でもずっと手をつないでいた。

 肩を抱いてタクシーを降り、部屋の前まで送っていった時、亜沙子が小さな声をかけてきた。

「寄っていく?」

 顔を真っ赤にして、恥ずかしそうな笑みを浮かべた。

「あ、朝まで……一緒にいて欲しいな」
/363ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ