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身代わりの夜
第20章 エピローグ/週末ふたりきり
 くくられることで、亜沙子はより大胆に、淫蕩に、自らを解放できるのだ。
 そんな性癖も、啓太の前では素直に出してくれるようになった。

 啓太は弓なりの勃起に手を添えた。

 量感たっぷりの腰を前後に動かして、亜沙子が屹立を探る。
 亀頭の先端が熱くぬめった溝に触れた。
 不自由な上半身が揺れ、割れ目に沿って、ゆるやかにこすられる。

 ぬちゅっ、ぬちゃっ、と卑猥な粘り音が、耳というよりも、ペニスを通して伝わってきた。

「ああ、わたし啓太の前だと、すごくいやらしい女になっちゃうの……」

「かまうもんか。
 ほら、亜沙子。思いっきり淫らな女になるんだ」

 年上の恋人に命令口調になるのは、未だにどこか抵抗があった。
 しかし、近頃は啓太も、そうした方がより昂奮し、性感が高まるようになっていた。

 ゆっくりと腰が沈む。
 亀頭にかかる圧力が次第に増してきて、次の瞬間、ずちゅっ、と肉筒にはまり込んでいた。

「おおっ、亜沙子のオマ×コ、うねうねして……
 なんてスケベなんだ」

「くううっ、啓太……恥ずかしい……
 お臍の上まで届いてる……ひうううっ」

 亜沙子は啓太の膝にぺったりと尻を落とした。
 ぐにゅりっ。
 怒張が子宮にめり込む。
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