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身代わりの夜
第6章 童貞ラブホテル
啓太の腕の下をかいくぐって、スポンジを持っていない方の指がゆっくりと前面に周り込んでくる。
手にはソープの泡がたっぷりと乗せられていた。
「あ、あの、加納さん……そっちはいいですから。
……あ、あうっ」
しなやかな五本の指が、さわさわとお腹の表面を這いまわる。
くすぐったさと同時に、ゾクゾクするような快感に襲われて、啓太は身をくねらせた。
両手で隠したペニスがどんどん硬くなってくる。
「だめよ。すみずみまで綺麗にしないと」
耳元で艶めいた声がした。
鏡に眼をやると、ふたりの顔はほとんど並んでいた。
体温が近づいてきたと思ったら、背中にふたつの尖りを感じた。
(えっ……梨華さんのチ、チクビ?)
くにくにとしたものが二個、触れるか触れないかの感じで当たっていた。
梨華が石鹸にぬるついた腹部を撫でまわすたびに、グミのような感触がこすれては離れる。
耳朶に熱い息がかかった。
「今まで、女の子とつき合ったことはないの?
高校時代の二股カノジョは別にして」
「は、はい……まるでモテませんでしたから」
「そうかなあ。
古森くんみたいな誠実タイプ、けっこう好きな女の子、多いと思うけどな」
「まさか。からかわないでください」
笑おうとした啓太の頬が引き攣る。
背中に抱きつくような格好で、もう片方の手も前に移動してきたのだ。
手にはソープの泡がたっぷりと乗せられていた。
「あ、あの、加納さん……そっちはいいですから。
……あ、あうっ」
しなやかな五本の指が、さわさわとお腹の表面を這いまわる。
くすぐったさと同時に、ゾクゾクするような快感に襲われて、啓太は身をくねらせた。
両手で隠したペニスがどんどん硬くなってくる。
「だめよ。すみずみまで綺麗にしないと」
耳元で艶めいた声がした。
鏡に眼をやると、ふたりの顔はほとんど並んでいた。
体温が近づいてきたと思ったら、背中にふたつの尖りを感じた。
(えっ……梨華さんのチ、チクビ?)
くにくにとしたものが二個、触れるか触れないかの感じで当たっていた。
梨華が石鹸にぬるついた腹部を撫でまわすたびに、グミのような感触がこすれては離れる。
耳朶に熱い息がかかった。
「今まで、女の子とつき合ったことはないの?
高校時代の二股カノジョは別にして」
「は、はい……まるでモテませんでしたから」
「そうかなあ。
古森くんみたいな誠実タイプ、けっこう好きな女の子、多いと思うけどな」
「まさか。からかわないでください」
笑おうとした啓太の頬が引き攣る。
背中に抱きつくような格好で、もう片方の手も前に移動してきたのだ。